環境改善事例

1) 製造業(攪拌機)

有機溶剤輸送管…「パイプ輸送」により有機溶剤をタンク内に一定量満たす。
ボリュームダンパー…有機溶剤をタンクに満たす際は、タンク後方に設置した排気ダクトのボリュームダンパーを開放し、「囲い式フード」として使用。
原料投入口…開放された投入口から添加物等を投入し、蓋を閉める。蓋は左右の抑え金具によりしっかりと固定。このとき排気ダクトのボリュームダンパーも閉じる。
厚みのある鋼板…(写真には写っていないが、)密閉構造にしたのち、さらに反応を促進するため熱を加える。それによりタンク内の内圧も上昇するため、高圧に耐える厚い鋼板を使用している。また蓋の変形や漏れによる事故、材料のロスで生じる品質の低下を防ぐことができる。

2) 医療機関

『囲い式フード』は、少ない排風量で最も効果があり、乱れ気流等の影響を受けることがほとんどないフードです。排気量が少ないことで、冷暖房の効果を損なうことなく稼働できます。

3) 製造業(洗浄槽)

囲い式フードに効果を高める『難燃性のカーテン』と、内部に『防爆型の照明器具』を取り付けています。フードの取り付けによって、作業の妨げにならないような工夫が必要です。

4) 製造業(塗布機)

外付け式側方吸引型(ダクト開口型)にフランジを設け、後方からの気流をカットすることにより約25パーセントの吸引効果向上しました。

5) 製造業(屋外排気口)

有機溶剤中毒予防規則では、空気清浄装置を設けない場合、排気口は屋根より1.5メートル以上に設けます。(写真は防鳥用金網の設置例)

6) 製造業(敷地内通路)

歩道部分を緑に塗り分けることで、人と車両の接触を防ぐ効果が期待できます。安全な通行の妨げとなる車両の駐停車などを防止します。
(労働安全衛生規則 第540条の1)
事業者は、作業場に通ずる場所及び作業場内には、労働者が使用するための安全な通路を設け、かつ、これを常時有効に保持しなければならない。

7) 製造業(運搬作業場)

トラックへの積み下ろし作業は、青く塗られたスペース内で行うことにしました。これにより労働者が車両や荷物との激突・衝突する等の事故を防ぎ、積み忘れの防止などにも効果が見られました。

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